ザラバ方式とは?「ザラバ方式」の意味をやさしく分かりやすく解説 |
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ザラバ方式とは、ザラ場中に行われる証券取引所の売買成立方法のことです。 オークション方式ともいいます。 価格優先原則、時間優先原則のルールに基づき、 売り注文と買い注文の条件を刷り合わせて次々と約定させていきます。
例えば、次のような板の場合を考えます。
売り数量 | 値段 | 買い数量 |
---|---|---|
10000 | 202 | |
6000 | 201 | |
4000 | 200 | |
199 | 6000 | |
198 | 8000 | |
197 | 14000 |
この状態で指値で199円に4000株の売り注文を出したとすると、199円の買い数量は6000株ですから、売り 注文4000株はすべて約定します。従って、199円の買い数量は6000株→2000株に変わります。既に出されて いる買い注文6000株のうちどの株から約定されるかというと、早く注文されたものから約定されていくこと になります(時間優先原則)。
今度は成行注文で10000株の買い注文を出したとします。まず、売り板の一番安い200円のところに 4000株ありますので、買い注文10000株のうち4000株が200円で約定します。 残りの注文6000株はその上の201円で約定します。
このように、ザラバ方式では既に出されている売り注文(または買い注文)と、新しく出された買い注文 (または売り注文)の値段が合致したものからどんどん約定されていきます。
類義語:オークション方式
板 | 板とは、証券取引所に集められた売買注文を銘柄別に記載した注文控えのことです... |
売り板 | 売り板とは、株を売りたい人の注文のことをいいます... |
オークション方式 | オークション方式とは、価格優先原則、時間優先原則のルールに基づき、売り注文と買い注文の条件を刷り合わせて次々と約定させていく売買成立方法のことです... |
価格優先原則 | 価格優先原則とは、証券取引所における株の売買が成立する優先順位のことです... |
株 | 株とは、株式、株券のことです... |
指値 | 指値とは、指値注文のときに指定する株の売買価格のことです... |
ザラ場 | ザラ場とは、寄付きと引けの間の立会時間、またはその間の売買方法のことをいいます... |
時間優先原則 | 時間優先原則とは、同じ値段の指値注文は先に出された注文を優先して売買を成立させるという、証券取引所における株の売買が成立する優先順位のことです... |
証券取引所 | 証券取引所とは、株式などの有価証券の売買を行う法人です... |
成行注文 | 成行注文とは、証券会社に株の注文を出すときに、売買価格を指定せず、数量、銘柄のみを指定して注文することをいいます... |
約定 | 約定とは、株などの売買取引が成立することです... |