資本準備金とは?「資本準備金」の意味をやさしく分かりやすく解説 |
資本準備金とは、株式発行によって得た株主からの出資金のうち、資本金にしなかった残りの部分です。
株主からの出資金のうち、一部が資本金に、残りが資本準備金になります。 出資金のうち、いくらを資本金にして、いくらを資本準備金にするかは株式会社側で決めることができますが、 資本準備金にできる金額の上限が会社法で決められており、 出資金の2分の1を超えない額までとなっています。 (出資金の半分以上を資本金に、残りを資本準備金にします。)
資本準備金は、会社法によって積み立てることが定められています。
さて資本金と資本準備金とはどういった違いがあるのでしょうか。 実際にはこの2つにはそれほど大きな違いがあるわけではありません。 資本金を多くするか資本準備金を多くするかはある程度株式会社の方でコントロールできますが、 資本金が多いと会社としての規模が大きく見えて信用が得られるというメリットがある反面、 資本金がある金額を超えると税金が高くなってしまうというデメリットがあります。 あるいは、資本金よりも資本準備金の方が取り崩す時の手続きが簡単といったメリットがあります。 このようにメリット・デメリットがありますが、基本的には、 出資金のうち資本金に組み入れる金額を少なくし、資本準備金を多くした方が株式会社側のメリットは大きいようです。
会社法 | 会社法とは、2006年5月1日から施行された、会社に関する法律です... |
株式 | 株式とは、株式会社の資本の構成単位で、株式会社の所有権を表します... |
株式会社 | 株式を発行している会社、株式によって会社の資本を得ている会社です... |
株主 | 株主とは、株の持ち主です... |
資本金 | 資本金とは、株式会社の場合は株式の発行によって集めた資金のことをいいます... |
出資金 | 出資金とは、出資したお金のことです... |