固定資産税 （こていしさんぜい）

固定資産税 とは

固定資産税とは、固定資産にかかる税金です。地方税です。

固定資産税が課せられるのは土地、建物、有形減価償却資産（有形償却資産ともいいます）です。 有形減価償却資産とは、テレビ、PCなど、形のある減価償却資産です。 減価償却資産のうち、営業権などの無形減価償却資産を除いたもの、ともいえます。 なお事業を行わない個人は減価償却をしませんので、有形減価償却資産に対する課税はありません。 また、取得価額が10万円未満など少額のもの、自動車など別の税金（自動車の場合は自動車税）が 課せられているものなどは対象から外れます。

固定資産税が課せられる最も身近なものは土地と建物です。 土地、建物は所有者が記録されている（登記されている）ので、所有者に対して自動的に固定資産税が課せられ、 納税通知書が送られてきます。 一方、その他の償却資産は土地や建物のような所有者の記録がありませんから、 所有者による自己申告に基づいて課税されることになります。 （償却資産の所有者には、市町村長に対する償却資産の申告義務があります。 固定資産税の課税時期になると、所有する償却資産の申告を求められます。）

固定資産税額は、固定資産税評価額×固定資産税率で計算されます。 固定資産税評価額は、固定資産税の計算の基準となる、その固定資産のいわば時価のようなものです。 ただし実際の市場価値とは異なり、土地、建物、その他について、おおよその計算方法が定められています。 固定資産税率は、一律1.4%となっています（2013年時点）。

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