三段高下の法則とは?「三段高下の法則」の意味をやさしく分かりやすく解説 |
三段高下の法則とは、相場波動論の1つで、相場の上下は三段の上げ下げからなるという考え方です。 高下とはタカシタと読み、上がったり下がったりすることをいいます。
上昇相場では、上げてから(1段目上げ)少し下げ、また上げてから(2段目上げ)少し下げ、 また上げて(3段目上げ)天井となります。 天井を過ぎると下降相場となり、下げてから(1段目下げ)少し上げ、 また下げてから(2段目下げ)少し上げ、そして下げて(3段目下げ)大底になります。
上昇相場中の小さな下げを調整安、 下降相場中の小さな上げを反動高と呼ぶことがあります。 調整安の大きさは、最初の下げが大きく次の下げが小さいことが多いようです。 反動高の大きさは、最初の上げが大きく次の上げが小さい、となります。
このような三段高下の相場が形成される理由としては、 上昇相場になると利食い売りが発生するということがあります。 株価の上昇がいつまでも続くはずが無いという考えから、一段目の上げの後に売り勢力が現れてくるわけです。 それで少し下げますが、上げの勢いが続けば二段目の上げに入ります。 これを数回繰り返して天井となりますが、三段というのはおそらく経験的なものだと思います。
三段高下の法則の特徴の1つとして、上げ3段に対して下げも同じ3段であるという点がありますが、 同じ相場波動論の1つであるエリオットの波動論では上げ3段に対して下げ2段としています。
なお、三段高下の法則では上げ下げが三段からなるとしていますが、 経験的に三段になることが多いということで、 二段になることもあれば四段となることもあるでしょう。 ですから、実戦では 「今、何段目なのか」「何段まで上げの勢いがもつか」といったことが重要になります。 また、上げ下げの数だけでなく、緩やかとか急といった株価変化の勢いなども重要で、 そういったことまで考えると非常に多くのバリエーションが出てきます。
大底 | 大底とは、株価の変動の中で最も安値がついた付近のことです... |
下降相場 | 下降相場とは、株価が下がっていくことをいいます... |
株価 | 株価とは、株の価格です... |
三段高下 | 三段高下とは、三段高下の法則のことです... |
上昇相場 | 上昇相場とは、株価が上がっていくことをいいます... |
相場 | 相場とは、株価そのもの、または株価動きを指したり、売買益を得るための株式売買のことを指します... |
相場波動論 | 相場波動論とは、相場の上がったり下がったりの繰り返しにはなんらかの法則があるという考え方のことです... |
調整安 | 調整安とは、三段高下の法則における、長期的な上昇相場の中で現れる小さな下降相場を指します... |
天井 | 長期的に相場を見ると、上げ相場の中でも何回か上げ下げを繰り返して上昇していくのがわかります... |
反動高 | 反動高とは、三段高下の法則における、長期的な下降相場の中で現れる小さな上昇相場を指します... |
利食い売り | 利食い売りとは、利食いのための売りです... |