純資産の部とは?「純資産の部」の意味をやさしく分かりやすく解説 |
純資産の部とは、貸借対照表の右下に書かれる資本金や利益剰余金などの純資産が記載された部分のことです。
純資産の部に記載されるものは大きく分けて株主資本、評価・換算差額等、新株予約権があります。 株主資本はさらに細かく資本金、資本剰余金、利益剰余金、自己株式に分けられます。 評価・換算差額等はその他有価証券評価差額金、繰延ヘッジ損益、土地再評価差額金などに分けられます。
貸借対照表において、資産の部の合計から負債の部の合計を引いたものが純資産の部になるという性質から、 資産でも負債でも無いものは自然と純資産に入れられることになります。 純資産の部は、その名の通り、会社が持つ純資産を記載したものですが、先に純資産というものがあるというより、 先に資産と負債があり、両者に入らないものが純資産になるといった側面もあります。
新会社法施行前は、貸借対照表の右下部分は資本の部といい、記載する内容が純資産の部とは少し違っていました。
会社 | 会社とは、商法で定められた株式会社、合名会社、合資会社、それに有限会社の総称です... |
会社法 | 会社法とは、2006年5月1日から施行された、会社に関する法律です... |
株主資本 | 株主資本とは、貸借対照表の資本の部の合計をいいます... |
繰延ヘッジ損益 | 繰延ヘッジ損益とは、繰り延べられたヘッジの損益です... |
資産 | 資産とは、売却することで現金にかえることができるもの(あるいは現金そのもの)、あるいは、事業に用いることで将来的に利益をもたらすことができるものをいいます... |
資本金 | 資本金とは、株式会社の場合は株式の発行によって集めた資金のことをいいます... |
資本の部 | 資本の部とは、貸借対照表の右下に書かれる、資本金、利益剰余金などの部分のことです... |
貸借対照表 | 貸借対照表とは、財務諸表の1つです... |
負債 | 負債とは、返済しなければならないお金、借金のことです... |