時価評価とは?「時価評価」の意味をやさしく分かりやすく解説 |
時価評価とは、物の価値を時価で評価する方式のことです。
時間の経過とともに物の価値が変動するとき、現時点での価値、時価をもってその物を評価するのが時価評価です。 時価評価では、通常は期末ごとに資産の価値を見直します。 例えば100円で購入した資産の価値が200円に上がったら、 その資産を売却しておらず実際には利益が出ているわけではなくても、 100円の利益が出たものとして処理をします。
時価評価には、物の価値を時価で評価することにより、資産の価値を正しく把握できるメリットがあります。 しかし会社の資産の価値を評価する際に、 全ての資産の時価を決定して会計上、税務上の処理をするのは必ずしも容易ではないため、 通常は時価評価ではなく、 購入時の価値をもってその物を評価する簿価評価が用いられます。
時価評価を採用しなければならない法人と時価評価の対象となる資産の範囲は法令によって定められています。 例えば、連結子法人となる完全子法人の固定資産や有価証券等が該当します。
会社 | 会社とは、商法で定められた株式会社、合名会社、合資会社、それに有限会社の総称です... |
固定資産 | 固定資産とは、長期に継続して使用する前提で保有されている資産のことです... |
資産 | 資産とは、売却することで現金にかえることができるもの(あるいは現金そのもの)、あるいは、事業に用いることで将来的に利益をもたらすことができるものをいいます... |
税務 | 税務とは、法人税や所得税、消費税などの税金の申告、および、そのために必要な様々な事務手続きのことです... |
法人 | 法人とは、人ではないけれども、法律的に人と同じような権利や義務を認められた組織のことです... |
簿価評価 | 簿価評価とは、資産の価値を、その資産を購入したときの価格(簿価)で評価する方式のことです... |
有価証券 | 有価証券とは、証券そのものに価値があり、売買の対象になるような証券です... |