耐用年数とは?「耐用年数」の意味をやさしく分かりやすく解説
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耐用年数 (たいようねんすう)

耐用年数 とは

耐用年数とは、税務上では、減価償却資産について、減価償却を行う期間、年数のことです。

減価償却を行うにあたって、どれくらいの期間で減価償却を終えるのかということを定める必要があります。 それが耐用年数で、法令で、資産の種類によって細かく耐用年数が定められています。 (法定耐用年数といいます。)

減価償却を終えるとその資産帳簿上の価値はほぼゼロになります。 ただし、実際には耐用年数が過ぎるとその資産が壊れて使用できなくなるとか、 耐用年数が過ぎると売却時の査定額がゼロになるというわけではありません。 例えば自動車の耐用年数は4年〜6年ですが、 6年程度で自動車が動かなくなることはあまりありません。 6年後に査定額がゼロになることは安い自動車ならあるかも知れませんが、 全ての自動車が6年程度で価値ゼロになるわけではありません。 ですから、耐用年数は、いつまで使用に耐えうるかというその言葉本来の意味では目安程度であって、 真の意味は、法令で定められた減価償却を行う期間のことであると考えるのが分かりやすいでしょう。

なお、一般的には「耐用年数」はその言葉の意味通り、いつまで使用可能かという意味でも使われることがあります。 例えば「このポリタンクの耐用年数は3年」といった場合、3年も使うと材質が変化して破損しやすくなり、 穴が空くかも知れないから買い換えた方が良いのです。 税務上の意味と、一般の意味が異なりますので注意しましょう。

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